なぜVSCodeではなくNeovimを使うのか

September 14, 2023Updated on January 27, 2025

はじめに

私はメインのエディタにNeovimを使っているのですが、その話をするとたいてい「何が良いのか?」という話になります。その度に「なんでだっけ?」と思い返さなくてすむよう、最終的に「VSCodeでよくない?」と言われないためにも、現時点での自分の考えをまとめておこうと思います。

1.IDEよりテキストエディタを使いたかったから

VSCodeはIDEとしてすでにある程度完成されており、提供されている機能をそのまま覚えて使っていくというスタイルになります。一方、Neovim (vim) はテキストエディタであり、IDEとして使うためにはプラグインなどを利用して機能を拡張する必要があります。ベースをシンプルに保ちつつ必要だと思ったものをその時々で付け足していく感覚が、自分には合っていると感じています。

2.カスタマイズが柔軟に行えるから

Neovimは設定をLuaで書くことができる点が特徴ですが、それゆえにjsonやyamlなどに比べて表現力が高いです。そのため、柔軟に設定をカスタマイズできる点が魅力です。jsonやyankで設定を行う場合、エディタ側で提供されていないキーには対応できず、自分でプラグインとして実装する必要があります。一方、Luaで設定を書くことで条件分岐なども加えることができ、より細かなカスタマイズが可能です(少なくとも私はそう感じています)。

とはいえ、もしVSCodeがLuaなどで設定を記述できるようになったとしても、たぶん私は移行しないと思いますけどね。

3.かっこいいから

ここまでツラツラともっともらしいことを書いてきましたが、正直に言えばNeovimを使い続けている理由なんて「なんとなく」です。強いて言えば、基礎的なコーディングスタイルを確立していた時期にたまたま使っていたのがNeovimだった、というだけの話です。自分流にカスタマイズしたNeovimを前提にコーディングのスタイルを作り上げてしまったので、他のエディタを試すことに積極的になれないのかもしれませんね。そもそも、私はVSCodeをまともに使いこなせませんし。

さいごに

とはいえチーム開発に携わる以上、エディタの違いでコーディングに支障が出ることは避けたいものではあります。.vscodeディレクトリを共有することで簡単に設定や推奨プラグインを共有できますが、Neovimを使うならそれらを自力で再現する必要があります。その点が守れるなら各々好きなものを使えればいいと思います。