なぜVSCodeではなくNeovimを使うのか

March 10, 2024Updated on March 10, 2024

はじめに

私はメインのエディタにNeovimを使っているのですが、その話をするとたいてい「何が良いのか?」という話になります。その度に「なんでだっけ?」と思い返さなくてすむよう、最終的に「VSCodeでよくない?」と言われないためにも、現時点での考えをまとめておこうと思います。

1.IDEよりテキストエディタを使いたかったから

VSCodeはIDEとしてすでにある程度完成されており、提供されている機能の使い方を覚えていくという使い方になります。一方Neovim(vim)はテキストエディタであり、IDEとして使うためにはプラグインなどを利用して機能を拡張する必要があります。必要だと思ったものを必要に応じて付け足してく感覚が自分にあっていると感じたからです。

2.カスタマイズが柔軟に行えるから

Neovimは設定をluaで書くことができるのはご存知かと思いますが、それゆえjsonやyamlなどに比べ表現力が高いです。そのため柔軟に設定をカスタマイズできる点が魅力です。jsonやyamlといったファイルで設定が提供されている場合、対応するキーがエディタ側で提供されていなければ自分でプラグインとして実装する必要があります。luaで書くことで条件などを加えることができ、より細かなカスタマイズが可能になります。(と私は思っています。)だからといってもしVSCodeがluaなどの言語で設定をかけるようになっても、移行しないと思いますけど。

3.かっこいいから

ここまでツラツラともっともらしいことを書いてきましたが、正直に言えばNeovimを使い続けている理由なんてなんとなくです。強いて言うなら基礎的なコーディングのスタイルを確立させていた時期にたまたま使っていたからです。自分流にカスタマイズしたNeovim前提でコーディングのスタイルを確立させてしまったので、他のエディタを試すことに積極的になれないのかもしれませんね。そもそも自分VSCodeもまともに使えませんし。

さいごに

とはいえ、エディタの違いでコーディングに支障が出ることは避けたいものではあります。.vscodeディレクトリを共有することで簡単に設定や推奨プラグインを共有できますが、Neovimを使うならそれらを自力で再現する必要があります。その点が守れるなら各々好きなものを使えばいいと思いますが、Neovim関連のちょっとしたことを軽く話せる人が周りにいないのは少し寂しいですね。